「授業見学会」を開いたきっかけ
ある日、こんなツイートを見かけました。
このツイートには続きがあって、以前は
「どんどん見学して勉強しなさい」というスタンスだった先生が、
今回は見学されるのをすごく嫌そうにした、という内容でした。
細かい状況は分かりませんが、このツイートについたリプライを見るに、
「授業見学を断られた」
「授業を見せたがらない先生(学校)がいる」
という、同じ状況の方が多くいることがわかりました。
なんて残念なことでしょう。
ただ純粋に「学びたい」という気持ちでお願いしたのに、
それをなぜ断るのか、私にはわからないです。
*****
後輩(ではなくても同僚でも)の成長につながらないし、
ひいては学校の授業力向上、日本語教育業界全体の知識技術の向上にもつながりません。
「見学を断る」ことにメリットがありません。
あるとすれば、
人に見せられないような授業を隠すことができる
ことくらいでしょうか。
見学を受け入れない、ということは、
人に見せられないような授業をしているんだなと、私は感じてしまいます。
教師(学校)の評価や信頼にも影響しますよね…
*****
公教育との違い
国内の小中高校では、「研究授業」というものがあります。
皆さんも学生の時に経験したことがあるでしょう。
あれは、教師側に断る余地はありません。
そして教師は、普段絶対に書かないような何ページにもわたる細かい指導案を書いて、
普段は使わないような紙板書やワークシートなどを徹夜で作り、
いつも以上にあれこれ工夫を凝らして授業をつくり、
ド緊張の中授業を行います。
授業終了後には、多くの先生方や教育委員会の人?に囲まれて、反省会をします。
それが年に1回、ないしは数年に1回回ってくるのです。
違ってたらごめんなさい。
加えて、学期ごとには授業参観があります。
「授業見学を断る」なんていうことが起こるのは、
日本語教師(学校)にはこれらがないからでしょうか。
だったらやればいいじゃない?
*****
私にできること
そこで考えたのが、「授業見学会」です。
たった1日(24時間)実施したアンケートだったにも関わらず、
142票もいただきました…。
びっくり。
授業を見せてもいいという人は予想通り(予想以上に)少なかったですが、
手を挙げてくださった向上心の塊が、何人かでもいらっしゃったことは
ここでお伝えさせていただきます。
*****
「授業見学会」開催!
授業をしてくださる方にマイナスにならないように、みんながwin-winになれる会を
と考え、ゆいさんにも個人的に相談に乗っていただきました。
授業者は2コマ分、模擬授業を行う。 参加者の皆さんには学習者役として授業に参加していただく。 授業終了後にはフィードバックをもらう。
「すご〜い!」「勉強になった〜!」
だけで終わらないように、参加していただいた方々には
しっかり盗んで帰っていただきたいです。
また、授業する側にもプラスになるように、
参加者の皆さんにはフィードバックをお願いしました。
*****
そんなこんなで、最終的には46名の方からお申し込みをいただきました!
この企画自体にも、たくさんのフィードバックをいただき、
本当にありがとうございました!ホクホクしながら読ませていただきました:)
*****
授業者募集
次回開催を期待する声も多くいただきましたが…
この会の運営、開催、めちゃくちゃ大変なんです!!
というのも、授業をする側のリスクと負担が大きすぎる!!!
*****
どうにかwin-winにできないかと考えた結果、
今回はそれぞれのコミュニティを持っている方に授業者になってもらいました。
そのコミュニティメンバーに有利なように会を作ることで、
コミュニティ利用者の満足度を上げ、
さらにコミュニティの宣伝も行う、ということで落ち着きました。
*****
しかし2回目以降どうしたものか…
と、定期的な開催には頭を悩ませております。
「今後も授業見学会を開催してほしい!」
という方は、ぜひ積極的に声をあげてください笑
応援されると頑張れます💪
そしてもし、
「私の授業も見てほしい!」
「授業してやってもいいぜ!」
という方がいらっしゃれば、ぜひともお声がけください!
*****
今後の開催に向けて、今現在考えている案については
また別の記事でご報告させていただきます。
今後とも、どうか、どうぞよろしくお願いいたします。
それではまた、皆さんとお会いできるのを楽しみにしております!
*****