初級の日本語教科書として言わずと知れたあの教科書。
扱われている文法項目を取り上げて、文法研究・授業研究していく会です。
「みんなの日本語研究会」って？
初級日本語教科書「みんなの日本語」を使って、初級の文法授業を研究する会です。
５月から始めて、２週間に１回定期的に開催しています。
先日第５回目を終了しました。
※2021年11月実施の第25課解説回をもちまして、現在は当研究会の活動を休止しております。※
研究会では、主にYouTubeにアップされている授業動画を使って、
色々な方の授業を見ながら文法や授業の進め方を紹介しています。
個人で教えられている方や授業動画をアップされている日本語学校さん、
媒介語を使った間接法での授業、対面・オンライン授業など、
さまざまなタイプの授業をシェアしています。
加えて、授業で使える教材やサイトなどもご紹介しています。
第７課の研究会の様子を、一部公開しました。
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６月に募集をした「みんなの日本語研究員」第1期生は13名、
７月に募集をした「みんなの日本語研究員」第2期生には4名の方にご参加いただきました。
加入してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
※2021年9月30日をもちまして「みんなの日本語研究員」制度は廃止し、現在は「あいうえお」のコミュニティメンバーが利用できるコンテンツの一部となっております。※
研究会を始めたきっかけ
「実践の場が少なすぎて、実際の授業をどうやったらいいのかわからない」
「検定試験合格だけで、現場に立てる気がしない」
そういった声を聞いたからです。
日本語教師になるために養成講座や検定試験に向けて一生懸命勉強しても、
実際に授業をやってみたり学習者に教えてみないとわからないことはたくさんあります。
私も大学の副専攻で日本語教育を学びましたが、
模擬授業や教育実習だけですぐに教壇に立てるような自信が付いたかと言われれば、
決してそうではありません。
それぞれにカリキュラムがあるし、受講人数や時間の制約もあって、
自由に授業の練習ができるわけはないということはわかっています。
でも即戦力を求める現場に立つには、明らかに実践の場が足りないのです。
ましてや、日本語教師デビューがオンラインの方や、
周りに気軽に相談できる人がいない環境の人にとっては、これは極めて深刻な問題です。
自信がないから、経験がないからと言って、
格安でレッスンを提供するオンライン日本語教師を増やすことにもなりかねません。
そんな現状を変えたいと思ったのがきっかけです。
私が新人時代に欲しかったこと
それは大量のインプットとフィードバックです。
正解が分からないのに「とりあえずやらされる」ことの不安…
方向性すら分からないのにいきなり教科書を渡され、
授業を組まれ、そこに生徒がいる。
当時は本当に途方に暮れたものです。
あの時、「正解」ではなくても、
ある程度の方向性や手段・方法、授業のパターンや流れを知っていれば、
ゼロから自分で授業を作っていく不安や恐怖、
負担も減らせたのではないかと思います。
その時間は決して無駄だったとは思いませんが、
周りに気軽に相談できる環境がない人たちにとっては、
ゼロから授業を作ることは途方もないことだと思います。
少しでもそんな不安や悩みを減らし、
挑戦する人の背中を押すことができればと思い、
この研究会を始めました。
「みんなの日本語研究会」Padlet
基本的にYouTubeにアップされている動画を使って、授業の流れなどを紹介ています。
幸いなことに、「みんなの日本語」は有名な日本語の教科書なので、
YouTubeにも授業動画がたくさんアップされています。
この研究会では、動画（授業）の良し悪しではなく、
さまざまなスタイルの授業を見て、まずは「知る」ということを目的にしています。
そうして自分の中にたくさんのストックを作ることで、
自分の授業スタイルを見つけることができるのではないでしょうか。
研究会の録画は、Padlet（掲示板）というツールを使ってまとめてあります。
ここでいつでも何回でも、録画を視聴することができます。
また、私が研究会で紹介したYouTubeの動画や教材、webサイトなども
一緒にPadletにまとめてあります。
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各コラムの一番上には研究会の録画があり、
その下に参考動画や参考webページなどが並んでいます。
授業で時間が余ったり進め方に困った時は、
これを開くと何かしらのアイディアが得られるのではないでしょうか？
「（初級）文法項目別反転動画・ツール集」Padlet
前述のPadletはあくまで”教師用”で、授業の進め方や文法研究のために使うものですが、
下記のPadletでまとめているものは、”学習者用”です。
授業だけではカバーしきれない解説・練習や、
自習で使えるwebサイト・ゲームツールなどを紹介しています。
事前（または授業後）に、学習者にこのような動画・ツールを共有すれば、
さらに学習を深めてもらうことができるでしょう。
教師自身が参考になる部分も多くあります。
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「あいうえお」利用内容の一部へ
研究員は毎月１回、１週間限定で新規会員を募集しています。
「みんなの日本語研究会」の内容は、現在コミュニティの
ベーシックプランおよびゴールドプランの利用内容に含まれています。
コミュニティメンバーさんは、「みんなの日本語研究会」の録画を含む
上記のPadlet2つを、いつでもどこでも何回でも、見ることができます。
コミュニティへの参加は、こちらをご覧ください。
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※この研究会は、出版社等とは全く関係なく、一個人が企画運営しているものです
コミュニティに参加せずに利用する方法
コミュニティに参加するのはちょっと…、
まずは「みんなの日本語研究会」の内容を見てみたい、
とお考えの方がいらっしゃれば、ぜひこちらをご利用ください。
月額800円で、同様のものが見られます。
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